コミケは遠い空の向こうで

connolly2008-08-17

世間的にはお盆休みの終わり。オタ的にはコミケ3日目。
いつもの年の自分だったら、CD-ROM版カタログを早々に購入、手持ちの同人誌やホームページを参考にサークルを細かくチェック、プリントアウトしたマップを元に、ビッグサイトの中を買い回っていたところだろう。
一時期より若干落ち着いたとはいえ、最低でも2日間は朝から参加し、4・5万は費やしていた。今、ここでしか買えない貴重なモノがある、と思っていたし、あの高揚感を誘うお祭りめいた雰囲気も好きだった。


そんな、ここ十数年のあいだ皆勤だったコミケは、今回ひさびさの欠席となった。
だが、遠く離れた札幌で一時退院の準備をしながら、意外に自分の中にさほどの残念感がないことにも気づく。行けなければ行けないでしょうがないか、という。
そもそも同人誌はアタリハズレが大きく、買った量に対する満足度はあまり高くない。10冊買って、1冊アタリならいいか、というぐらいに。しかも、パロディ元作品に対する愛情、同人誌に対する愛情、といったあたりもだんだん細くなっている部分がないともいえない。あるいは、自分の中でコミケは惰性の部類に入っていたのかもしれない。このあたりは改めて書こう。


今ごろ開場か、島中の移動は大変だろうな、例の行列はどれぐらい行ったんだろう、そろそろくたびれて有料休憩所に入る時間か……遠く有明に思いをはせる。今年は天候的にいろいろ大変だったらしいが。参加者のみなさん、おつかれさまでした。