4ヶ月目の厭戦気分

最近、寝付きはあまり良くない。
昨日も22時消灯で床にはついたものの、ベッドの中で悶々と過ごし、23時45分になったのを携帯の時計で確認してナースコール。睡眠剤を所望してなんとか眠る。
眠りの質も悪いようで、途中で目覚めることもあれば、寝起きも今ひとつスッキリしない。


今さらながら、この白血病はなかなか難儀な病気だ。
「いろいろネットで調べてみたんだけど、怖くなって途中でやめたよ……」とは友人Rくんの談だが、それは自分でも実感する。
他人の闘病記は身に詰まされすぎてキツくなり、だいたい途中で脱落する。かといって医学的な解説をあさってみても、骨髄異形成症候群(MDS)から急性骨髄性白血病(AML)への移行型の場合、5年生存率や移植の予後、GVHDの発生率などにはロクなデータがない。
もちろん、成功した例も全快した例もそれなりにあるのだけれど。


入院して4ヶ月が過ぎた。寝付けない夜はいろいろと考える。
いったいいつまでこの治療がかかるのか、骨髄移植をしてうまくいくものなのか、治癒したところでもとの生活に戻れるのか。明日はまだいい、来月は、来年の自分はどうなってるのか……。
落ちていくだけの思考に、iPodの音楽でなんとかブレーキをかける。世の中には考えてもしょうがないこともある。わからないことだって山ほどある。
そういえば、総回診に来た大先生が言っていた。「精神的なことも重要だからね」と。いやほんと、こっちもなかなか難儀なものだ。