差し入れマンガと本の感想文集
つらつらとマンガなどの感想をつづってみます。
今回書いたのは全部札幌市在住某ゲームショップ勤務Kさんからの借り物でした。あらためて感謝。
- 作者: 林家志弦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/08/19
- メディア: コミック
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はやて×ブレード
- 夕歩さん白血病かよ!
- それはともかく、一度読んでみたかったシリーズなので、借りられたのは非常にラッキーでした。
- 百合マンガとしても、バトルマンガとしても、ギャグマンガとしても一級品。
- まっすぐなキャラと勢いのある熱いストーリーは林家志弦の独壇場だなあと。
- まっすぐすぎる、熱すぎる、という気もしなくもないが、それも含めての魅力だし。
- 刃友をともなってチャンバラ勝負。星奪りをしてランクを上げていく、というわかりやすいルール。さらに切れ味の鋭くなったボケとツッコミ。キャラの多さを感じさせない一本筋の通ったストーリー。これで面白くないわけない。
- 2on2バトルが基本なので、人間関係も基本百合と。なるほど……。
- 対戦格闘ゲーム化とアニメ化が待たれるところ。
- 読んだのはメディアワークス版。描き足しがあるという新装版が気になる。
- 作者: ツジトモ,綱本将也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/23
- メディア: コミック
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ジャイアントキリング
- 弱いチームでも強いチームを倒せる。監督の力でチームは変わる。地元の草サッカーチームでも日本一にもなれる可能性がある……。サッカーにはそんなロマンがある。
- 実際はそんな夢はなかなかかなわず、つらい現実と向き合うことの方がよっぽど多かったりもするんだけれども。
- 監督、選手、コーチ、フロント、広報、マスコミ、サポーターと、いくつもの視点から描かれる、日本国内リーグを舞台としたモーニング連載中のコミックシリーズ。
- 考えてみれば、少年がサッカーを通して成長していく、的なマンガは多くても、この手のプロサッカーリーグのマンガは少ない気がする。
- Jリーグ好きとしてはニヤニヤさせられる部分も多く楽しい。FC SAPPOROがんばれ。
- やや難なのが、マッチアップやサイドの攻防、中盤の運動量など戦術的な描写が多い割に、フォーメーションやスタメンがはっきりと描写されないこと。椿はボランチらしいが、守備能力的にはどうなんだろう。中村憲剛っぽい感じか。
- 作者: カラスヤサトシ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: コミック
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カラスヤサトシ
- 30代独身男性マンガ家の自虐的エッセイ4コマ。
- ネーム多くて読むのが大変でした。
- 凝り性なんだろう作家の性格が内容にも単行本にも反映されており、その過剰なまでのサービス精神がややクドく感じなくもなく。
- 本人の面白さのベクトルと自分のそれが少々ずれているのか、共感よりも、こりゃねえよ、的な感想が。
- その一方、年代的なネタは身に詰まされる部分も多々。その辺、微妙に前向きに、微妙に鬱屈している作者のキャラはユニークではある。
- 仮面ライダー人形を手作りリングの上で戦わせるひとり遊び、ガチャポンバトルの詳細には敬服というか畏怖というか。今でもやってるというのがすごすぎる。
- 自分とその周辺にまつわる話を使っていくだけに、ネタが枯渇したら大変だろうな、と余計なお世話を。エッセイマンガはみんなそうだろうけども。
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/07/01
- メディア: 新書
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凡人として生きるということ/押井守
- 押井氏が映画の中で語っていることをあらためてまとめた一冊。
- 性欲が強い人は子育てがうまい、オタクが経済を動かすならそれでいいんじゃないか、など、一見刺激的に思えて、その実まっとうな主張にはいちいち納得してしまう。
- ひとり引きこもってネットにつながっている状態が自由ではない、というのはまったくもって。入院して社会との関わりが少なくなった自分の状況ともオーバーラップする。今の生活、自由なんだけど自由じゃないよな……。
- やはり、まずは犬を飼うことからか。