2008年第2四半期アニメ短感

なんだかんだでアニメは追い続けているが、MX/埼玉/チバ/神奈川のU局が全部見られた東京から札幌への移転は、今さらながらなかなかツラいものがある。スト魔女かんなぎのように放送が一ヵ月近く遅れたり、そもそも放送自体がネットされなかったり。
特に最近は、TVアニメの賞味期限が短くなってきていて、こっちでようやく見れたと思ったら、ネットではすでに消化済みであったり、うっかり感想サイトをのぞくとネタがモロバレだったりと気が抜けない。(参考 → 2008年 地上波深夜アニメ 都道府県別放映本数 〔10月期まで〕


ネット界でのアニメ感想、というのは割合特殊な分野で、「みんな同じものを同じ時期に見ている」というのが前提になっている。そして、感想を述べたり、ネタとして取り上げたり、二次創作を練ってみたり。その基準時刻は東京周辺だ。
BSデジタルやらスカパーやらネット放送やら、あるいはDVD購入やら、地方民の救済プランがないこともないのだが、結局金を払って見る人が後回しにされるという現状は、いささか釈然としないものがある。


だいたい、放映直後にはその映像データが世界中を巡ってしまう今、制作側はどの媒体で最初に流すか、ということにもう少し気を使ってもいいのではないだろうか。まあ、乳首解禁でDVDが売れてるうちはいいのかもしれないが。
だんだんなにを言いたいのかわからなくなってきたので、適当に感想行きます。
短感とか言いながら、またむやみに長文&ネタバレ全開注意です。



恋姫†無双

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マーベラス公式ウェブサイト - MARVELOUS!


エロゲ原作ながら、声優はゲーム版から変更なし、という点で注目していたアニメ。一般に美少女ゲーム原作の作品は、アニメ化の際にガラッと声優が変更されてしまうことが多い。女性声優の場合、成年向と一般向の間には面倒な溝があるのだ。
発売元のSCORE・Tacticsは「巫女さんだーいすき」あたりから好きなメーカーで、原作ゲームもプレイ済み。ただ、これはどうもいい印象がなかった。まったく面白くない戦闘シーン、オレ様節が鼻につく主人公、終盤の意味不明な超展開……。「三国志武将を全員女性にしたら面白いんじゃね?」的な発想は面白く、それぞれのキャラも立っており、お得意のくだんのシーンはよかったものの、全体としてはイマイチな感があった。


ところがそこから、主人公抜き、戦闘シーン抜きでアニメにしてみたところどうだろう。関羽張飛が姉妹の契りを結び、諸国漫遊の旅を繰り広げるという、なんとも肩の力を抜いた内容になった。三国志といって想像するような大がかりな戦もなく、魏や呉の主や将とも敵対関係ではなく友好関係。これといった悪役も登場しない。それでいて、アクションシーンや奸計など締めるところは締め、落とすところは落とす。何度も見られるコメディタッチの佳作に仕上がった。女キャラばかりで百合展開が多くなったのもグッド。
表名義にて放送されたネットラジオも、本山美奈芹園みやがあの堂々たる音泉のメンツに名を連ねていたわけで、ひとつ感慨深いものがある。今期イチオシ。

ストライクウィッチーズ

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「ワールドウィッチーズ」公式サイト


パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」のコピーで一世を風靡した、WW2系ミリタリー百合パンツアニメ。要素だけ見ると自分のストライクゾーンど真ん中のはずなのだが、なぜか今ひとつノリきれなかった。
というか、「スカイガールズの方が面白かったじゃん?」というのが率直な感想。話のまとまり、メカのカッコよさ、OP/EDのデキ、演出のていねいさ、おっさん具合、この辺はスカイガールズの方が断然上だと思う。


とはいえ、どちらも島田フミカネ原案という点では似たようなもんで、ある意味姉妹のようなものだ。ストライクウィッチーズは、1クールということもあって、見せるポイントを絞り、展開をテンポよく見せることで成功した。ラーメン店でいうとインパクトで勝負する系か。そして時代はパンツを求めていた、と。
相関図を見て得心したり、やっぱエイラーニャだよなと同人誌を買ったり、原作小説をあさってみたり。って、結局こっちも好きなわけですが。二期にも期待。

セキレイ

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セキレイ~Pure Engagement~


主人公がなぜかモテまくる典型的ハーレムアニメ。ヒロインの一人、月海のおっぱいが大きい。
バトルアニメかと思ったら、途中から逃亡アニメになってよくわからないところで終了。俺達の戦いはこれからだ? なんだったんだいったい……。
エンディングはノリがよくて名曲。

西洋骨董洋菓子店

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http://www.antique-anime.com/


ゲイ風味はそれほどキツくならなかったので、最後まで完走、したはものの、どうも消化不良。主人公の橘が「いい天気だ……」と空を見上げる〆のシーン、結局、過去の誘拐のトラウマは解決してないような。おっさん中心の空気系アニメとして楽しむのが正解なんだろうか。
ミニチュアで作られたというOPと、毎回のケーキはうまそうでよかった。

ひだまりスケッチ×365

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ひだまりスケッチ×ハニカム 公式ホームページ|TBSテレビ


OPの作詞が秋乃零斗から畑亜貴に変わった。新しいOPももちろん悪くないが、美術ネタが散りばめられ、言葉のチョイスと並びが天才的だった前作よりは、どうも一段落ちる印象。
こと続編制作は難しい。どう変化を付けるのか、あるいは付けないのか。見る側の「飽き」にどう対処するのか。
×365はそのまま、のスタイルを選んだ。朝起きてからお風呂に入って寝るまでの一日を描き、基本まったり風味、デザイン的な意匠を多用、エンディングはmarble。それが求められている方向性なのだろう。夏目の出番が多めだったのが若干の違いか。


ゆのっち、宮子、ヒロ、紗英、この4人がまた1クール見られたことには素直に感謝。
その一方、刺激になれてしまったのか、前作ほどの感動は薄めだった。前シリーズの風邪話や看板制作話のような、強烈な印象を残した回も特になし。
3期があるとしたら、新一年生登場後?だろうか。

らき☆すたOVA

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「らき☆すた」オフィシャルサイト/「らっきー☆ちゃんねるWEB」/「らきすた」公式サイト


まったく個人的な、2007年度アニメランキングがこちら。

  1. らき☆すた
  2. スカイガールズ
  3. エル・カザド
  4. みなみけ(無印)
  5. 精霊の守り人

そういえば、昨年度唯一購入した(主に神前暁のBGM集&解説目当てで)DVDもらき☆すただった。お約束として、鷺宮神社にも幸手にも春日部にも聖地探訪したものだ。かが×こなにも萌え。したがって、このOVAも選択の余地なく購入。
……が、これはどうなんだ? TVでできなかったことをやりたかった、というのは分かるが、いささか内容が実験的に過ぎはしないだろうか。
いくらなんでも夢オチはねえだろ、とか、ネトゲーをメタで見せるのはおもんないな、とか、いいかげん実写突っ込むのやめろ、とか、不満はいろいろと。こっちとしては、あの4人が教室でうだうだやってるのを見たいわけで、変化球ばっかり投げられても困るのだ。とか言いつつ5回は見たのだが。
しかし、変えたら変えたで文句言って、変えなかったら変えなかったで文句言って。マニアってメンドくさいですね。

テレパシー少女 蘭

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http://www3.nhk.or.jp/anime/ran/


「かがみん(加藤英美里)が出るのか、これは見ないと」と声優目的で視聴開始。
テレパシーを持った少女の徒然話かと思いきや、山中の館のミステリーあり、南の島の不思議な伝説の解明あり、学園祭でのお化け屋敷カフェありと、毎回カオスな内容で気が抜けない。中でも、旅に出かけて→トラブル発生→超能力で解決、という2時間ドラマ的な流れが多いのが面白い。お目当ての声優陣も、関西弁全開の植田佳奈含めて高評価。


早寝早起きの入院患者にとって、放送を生で見られて実況に参加できる数少ないアニメでもある。なお、同時間帯だったからといって、電脳コイルと比べるのはヤボってもんで、これはもっとライトで薄口の作品。古き良き学習アニメ、というか。
翠×蘭の百合妄想に萌えるもよし、留衣の解説に感心するもよし、ツッコミどころ満載のストーリーに乗るもよし。ほー、こういうのでいいんだよ、こういうので。

マクロスF

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http://www.macrossf.com/


事前告知番組で流れた第1話のクオリティには度肝を抜かれたが、それを2クール通して維持した制作陣にはあらためて感服。歌と戦いの融合というおなじみのテーマもいよいよ完成度が高まり、挫折と復活を経て盛り上がっていくストーリーとあいまったクライマックスは見事だった。
パワフルシンガー系とアイドル系のデュエットというコンビの相性も抜群。 菅野よう子もがんばりすぎ。こりゃ人気は出るし、CDはオリコンに入るし、ブルーレイは売れるよなぁ……。
♂1人に♀2人の三角関係は、あえて結論を出さずのエンディング。というかこれは絶対ランカ×シェリルエンドだよな、と腐男子の自分の中では決定。アルトはどっか行っちゃったし。

RD 潜脳調査室

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RD 潜脳調査室


「豪華スタッフによるSF大作!」的なノリではじまった2クールアニメは、海と電脳と意識の融合、みたいなアリガチな結末に。
なにはともあれ、女性陣のむっちり具合は近年最強。パクパクと巨大パフェを平らげるユキノのぽっちゃり体型や、鋭い蹴りを繰り出すホロンの太ももの張り具合は、その筋の人にはたまらなかったんじゃないでしょうか。
蒼井ミナモ役の沖佳苗が実写で登場する「あなたにリアルドライブ」も微妙にツボ。また、未来を感じさせる建築物関連も興味深かった。海に張り出したデッキを持つ波留邸は相当建築費かかってそうだ。渡辺篤志を訪問させてみたい。




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