入院中のオタ生活に必要なモノは?

先日のエントリー「独身男性・会社員のオタが突然入院したらどうなるか?」に沢山の反響、コメントをいただきありがとうございました。
中でも、「オタ話があんまりない」というご指摘をいくつかいただいたので、そのあたりをもうちょい突っ込んで書いてみます。

入院中のオタ生活ってどうよ? 必要なモノは?

これは、病気の具合、病院の制限によって大きく左右されますが……。
オタ生活に必需品と思われるのは、まず「ノートPC+ネット環境」です。ネット、メール、動画再生、音楽プレイヤー、ネトラジ、各種ゲーム、物書き等々、これがあるとないとでは入院生活に大きく差が出るでしょう。
入院する場合、持ち運びは意識する必要がないので、今流行のネットブックなどより、画面が大きくキーが打ちやすいA4サイズクラスのものが向いています。ネット接続環境は必然的にイーモバイルあたりになるので、「携帯電話使用可」の病院が望ましいです。
同病だった富良野くまりん氏の病院でのPC環境はこんな感じだったようです。自分のところはこんな具合の、2004年型のThinkpadT42+イーモバイル(D02NE)です。若干古いですが、特に性能に不満はありません。


あとは、PSPニンテンドーDSiPodあたりの携帯機器も重宝しています。気軽にはじめて気軽に終われますし、ヘッドホンで使用できるので大部屋でも安心。PSPはメディアプレイヤーとしても活用できます。
持ち込むことが可能なら、PS3PS2Xbox360などの据え置き型ゲーム機もあると、一人プレイはじめ、お見舞い客との対戦にも使えるので重宝するでしょう。
本やマンガは言わずもがな。何度も読み返せるお気に入りのものと、積ん読状態のものを用意しておくとベターです。


一般に入院生活は引きこもりで時間を余しがちになるので、オタなライフスタイルとの相性は悪くないと思います。MGS4戦場のヴァルキュリアといった大作ゲームにチャレンジしてみるもよし、ラノベを一気読みしてみるもよし、気になってたアニメを消化するもよし、久々にプラモを作ってみるもよし。人によっては、病床でマンガを描いたり、動画作成に打ち込んだりする人もいるようです。


ですが、コミケやコンサートのイベント類に行けなくなること、本屋やゲーセンなどの現場に出られなくなることは、幾分かのストレスにはなります。Amazonとらのあな等の通販で病院宛に届けてもらうこともできるので、多少はカバーできるのですが。
また、諸般の事情により、18禁系ソフトの消化の難易度は高くなります。自分もすっかりエロマンガは買わなく(買えなく)なりました。


もっとも、この辺を楽しめるのはあくまで調子がいいときの話。具合の悪いときはそれどころじゃない、というのは言うまでもないです……。

大部屋がいいか、個室がいいか?

東京の病院では大部屋、札幌の病院では個室、という自分の経験からすると、断然個室がいいです。TVやゲーム、PCの音が出せ、見舞いの友人ともゆっくりと話ができ、部屋のカスタマイズもある程度可能。ひとりでのんびりとオタライフを過ごせます。問題となるのは、先日のエントリで上げた「差額ベッド代」。幸い、自分のところはかからないので助かっていますが……。また、同病の人と知り合う機会がほとんどないのも地味につらいところです。

最新アニメはどう追おう?

早寝早起きが基本の入院生活。深夜アニメを実況付きで見る、なんてことは難しくなります。とはいえ、最新アニメはリアルタイムで追っていきたいのがアニメファンの性。なんとかならないか、いくつか手段を考えてみました。

ワンセグ録画
イマドキのケータイには当たり前に付いてるワンセグで録画&再生。しかしこれは、話の筋を追う程度なら問題ないんですが、画質的にはかなりきびしいです。僕はPSPで試してみてあきらめました。動きが激しいものは特にツラいですね。
おでかけ転送+PSP
現在メインで使っている方法です。実家のSONY製ブルーレイレコーダーで予約録画を行い、メモリースティックにおでかけ転送してもらって、PS3PSPで見ています。病室のブラウン管テレビで見る分には画質的にも問題なし。ダビング10の施行で運用も楽になりました。普通にDVDに書き出して持ってきてもらうのもいいでしょう。ただこの場合、予約管理や転送、メディアの運搬を定期的にやってくれる協力者が不可欠になります。
ロケーションフリー
家側と患者側、両方にブロードバンドなネット環境が整っている、という条件付きでこれもアリかと。他人の手をわずらわせることなく、予約設定や好きな番組の再生ができます。難点は初期投資が若干かかること、回線速度に画質が左右される部分があることでしょうか。

他にも、地デジ対応パソコンで録画、病室にDVDレコーダーを持ち込む、なんて荒技もありますが、この辺は病院によって許可してるかどうかは分かれそうです。自分のところの病院ではさすがにビデオ系の持ち込みは無理でした。

頼りになるのはやっぱりオタ友

コメントでもいくつか意見をいただきましたが、入院したときに頼りになるのはやっぱりオタ友です。入院してから、あのケーブルがない、あのマンガを読みたい、コミケであのサークルの本を買ってきて欲しい、なんてことは多々あるもので、自分の部屋からモノを持ってきてもらったり、買い出しを頼んだり、ということはよくありました。そのあたりの知識があって、手間をいとわないでくれる友人縁者はホントにありがたいかぎりです。