Ara-c大量療法開始

前回の治療が奏功しなかったこともあり、次の治療はAra-C(キロサイド)大量療法を行うことになった。これは、薬物耐性を持った白血病細胞対策の先日書いた2種類のうち、

後者のほうに当たるもので、通常使われる抗がん剤を、増量してアタックするものだ。


ようするに、「いつもの量じゃ効かねぇんだろ、じゃあ40倍にしてぶっこんでやんよ」というハナシだったりする。
たとえば、酒の量を40倍にして飲んだら? 睡眠薬を40倍にしてみたら? と考えてみればその具体例を多少はわかってもらえるかもしれない。正直患者としてはおっかねーとしか言いようがない。
もちろん、医学的に安全は担保されているし、副作用を起こさないための支持療法も万全なのだけれども。


とはいえここまできたら、自分にできることは粛々と点滴を受け入れることだけだ。治療スケジュール開始の10時まで5分。さて……。