アジアフォーカス説明会

入稿が一段落した土曜の朝、少々の早起きをして新宿TSUTAYAでCD早朝返却。そして、小田急線で海老名へと向かう。途中から座れはしたものの結構な混みようで、両隣の距離を考えるとiPodで音楽を聴くというわけにもいかず。久々に乗った満員電車はかなりつらいものだった。
さて、今回海老名へと向かったのは、マネックス主催の「アジアフォーカス」説明会に参加するため。「アジアフォーカス」はどんな状況でも絶対的リターンを目指す、というヘッジファンドをパッケージした商品で、他の投資信託とは何やらコンセプトが違うらしい。一度話を聞いてみたいと思っていたので、この機会に参加してみた。
このネット時代に説明会なんてアナクロな……と思う部分も正直あったが、出席してみると全然違った。そのことの学習だけに時間と集中力のリソースを使い、分かりやすい言葉で説明してくれ、まわりも同様にその内容に集中する。パソコンをなまじ使えると、どうもネット万能主義に陥りやすいが、今回知った内容は、無駄にネットをさまよっていても決して身につけることはできなかっただろう。ネットではできないことはまだまだあるのだ。
さて、商品自体はこういったコンセプトだ。

  • 市場価格の上昇、下降どちらの局面でも絶対的リターンを目指す
  • 株式ロングショート戦略、マクロ戦略、マーケットニュートラル、裁定取引、といった市場の歪みに着目した手法を用いる
  • 投資先を数多くのファンドマネージャに分散するファンドオブファンド
  • どちらかと言えばローリスクローリターンな商品
  • リターンは年10%を目標
  • ポートフォリオに組み入れる場合はMAX10%までがオススメ

……といった説明で引っかかったのは最後の部分。この商品は最低50万円〜が購入単位なので金融資産500万以下の場合はオススメではないというとなのだろうか。質疑応答で聞いてみたところ、こんな回答をいただいた。
「この商品は、お弁当における明太子のようなもので、資産運用のメインとなる商品ではありません。好みではありますが、お弁当に半分以上明太子が入っていたら変でしょう?」
なるほど。500万貯めて出直してきます……。
ともあれ、話の最後にはインド・チャイナ・トヨタアセット・BRICsといった商品の説明もあり、非常にためになる説明会だった。
あと印象に残ったのが、円安や株高が進行した場合に、そういった資産を持たないリスクがある、と言う話だった。確かにその通りで、貯金してるだけではなんもお金は増えない、という。いやもう、確かに、と言うしか…。