2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

病気とストレス

夜半に、友人のMくんがお見舞いに来てくれた。 最近読んだ本を貸してくれたり、病状を語ったり、オタ話に興じたり、と、そのうち仕事についての話題になった。上司のことや仕事内容のことでストレスがたまる部分がある、というちょっとしたグチだ。 1年以上…

抗がん剤治療の開始、あるいは入院期間の延長決定

再入院後から行われた治療、「免疫抑制剤を止めてGVLに期待する」の効果はかんばしくなかった。その間に、自分の末梢血には芽球(=白血病細胞)が増えはじめ、本格的な治療、つまり抗がん剤投与が必要になってきた。 こうなると、1ヶ月での退院というセンは…

さいはつ!

「らき☆すた」「みなみけ」「かんなぎ」「アキカン!」「けいおん!」「かなめも」等々、4文字タイトルが流行っている昨今に乗っかって、「さいはつ!」ってなネタを考えてみました。 が、しょっぱなから鬱展開だし、闘病生活は地味だし、そもそも病気ネタな…

免疫抑制剤とGVL/GVHD

12日の再入院はつつがなく終わり、また病院の住人となった。 まあ、なってしまったものはしかたがない。 腹をくくって、腰をすえて、またイチから出直しだ。 とりあえず最初に行う治療は「免疫抑制剤を切って様子を見る」というものだ。 移植されたドナーさ…

「あるいは最悪、再発」

東京の大病院の門を叩いてから一年と一ヶ月。ぼくはまた、内科外来の長椅子に座っていた。担当の先生が、ドアを開けて名前を呼ぶ。一礼して診察室に入ると、すかさず机の上の血液検査結果に目を走らせる。そこにあったのは、先週よりさらに低下していた血小…

執行猶予

白血病の退院患者は、よく「執行猶予5年」なんて表現を使う。これは「白血病の治療終了(寛解導入)後、5年以降の再発はほとんどない」というデータに基づくものだ。 つまり、「退院後5年再発しなかったら、もう大丈夫、治ったよ」というわけだ。 逆に言うと…