逆やおい・くだもの・ガールズラブ・少女愛

一時百合系同人サークルの東ガル会では「やおい」という名称を提案していましたが、定着にはいたりませんでした。概念としては間違っていないと思うのですが、言葉としてはどうでしょう。「逆」というセンテンスにやや引っかかりを感じます。

またファンロードを出典とした「くだもの」という表記もあります。これは「やおい」表記を「や○い」と伏字にしたところ、「やさい?」というボケがなされ、じゃあ「やさい」の対を成すものは「くだもの」ではないか、という三段論法によるものです。口当たりのいい表記ですが、共通理解が得られているかというと難しいところでしょう。

やおい業界で一般化している「BoysLove」の対として使われるのが「GirlsLove」。ガールズラブ、で内容も伝わりやすく、悪くないですね。気になるのは、ガールズ=少女、と対象を限定するのはどうだろう、という点です。ボーイズラブという場合、例えばそのジャンルには極道の若頭と学校の保健医とのラブロマンスなどは含まれるのでしょうか。その筋にくわしい方、ぜひとも教えていただきたいところです。

少女愛」は主に海外で使われる用法です。そのものズバリのサイトはこちら(→Shoujo-Ai Archive: Introduction)。意味するところは、アニメやマンガで描かれる少女たちの同性愛関係です。語源は「少年愛」の対比なんしょうか。しかし日本では少女愛といった場合、少女に対する愛、つまりロリータ嗜好ととられることが多いようです。

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