3回目の治療、2度目の地固め療法の終了

再入院して各種検査のあと、9月4日から5日間、再び地固め療法を行った。


前回の治療ではなかなか大変なことになった抗がん剤投与。今回はどうなることか、とガクガクブルブルだったが、なんとかなったようだ。
今回投与されたのは、いつものキロサイド+赤色のダウノマイシンを点滴で、それに制吐剤と利尿剤が注射器で、プラス水分補給の維持液も、といった案配。初日にやや食欲が落ち、後半に湿疹が多少出た他は特に問題もなかった。


それより、輸液ポンプを使用しているため、行動に制限が出てしまうのがつらいところだ。
輸液ポンプとは、点滴チューブの中間にはさんで、薬剤を落とす量を自動的に調整する装置で、電源と接続して使用する。これを使うと、看護師が何度も訪れて点滴の具合をチェックする必要がない。いったんセットすれば、12時間でも24時間でもあとは機械まかせだ。
ただ、多少のバッテリーは内蔵しているものの基本はAC接続が必要なこと、なにか装置に異常があった場合は盛大なアラームが鳴り響くこと、微妙に動作音がうるさく眠るときに困ること、といった弱点もあり。おちおち売店にも行けないのはなかなか困った。


その日程も無事終了。こっちの病院では薬剤投与が終わると、点滴棒もかたづけてしまい、輸血などまたの出番が来るまでカテーテルの先っぽはパジャマのポケットにしまう。つまり、管から解放された状態になる。これは大いにありがたい。存分に院内散歩を楽しめる。
といっても、このあと骨髄抑制で白血球がバンバン下がっていくダウナー状態になっていくのだが。