骨髄穿刺と骨髄生検

白血球数は無事に回復して2000を越えた。果物や生乳といった食事制限もなくなり、マスク着用の義務も緩和される。さらに、個室と廊下をつなぐドアを開けっ放しにしてもOKになる。カーテンをかけておくことで一応のプライバシーは保てるし、なんとはなしに人の気配を感じるのはいいものだ。感染に気を使わなくていい外科の入院病棟では、半分以上のドアが昼間は開いていたりする。


昨日は骨髄穿刺(マルク)と骨髄生検が行われた。
多くの白血病患者が「すごく痛い」「かなり辛い」といやがる検査だが、幸いにして自分はそれほどでもなかったりする。さんざん痛いと脅されていたがそれほどでもなかった、というのもあるし、世の中にはもっと痛いこともあるだろう、というのもあるし。
ただ、お見舞いの友人客に「骨に穴を開けて中から骨髄液を吸い出す検査」的な説明を話すと渋い顔をされることが多い。確かにあまり想像したくない場面ではある。
11時頃から病室にて、検査は先生+看護師さん2人の計3人体制でスタート。最初にプスッとされる麻酔はさすがに効くが、その後はなんかゴリゴリやられているな、という感覚があるのみ。あとは、うつぶせになって枕を抱えて20分程度の時間が過ぎるのを待つだけだ。
どうも自分の骨髄は繊維化が進んでいるらしく、一発でうまく引けた試しがない。今回は2回目でなんとか行けたようだった。


今回はさらに骨髄生検、というもう少し太い針で深いところまで刺す、という検査が追加されており、これはさすがに少々こたえた。「ふ、深い……」「そんな太いの……らめぇ」的な18禁的な脳内セリフが再生される。いやいや自重自重。